昨日、待ちに待った FUJIFILM X-E5 が届いた。
これまで X100VX100VI と愛用してきたが、Eシリーズの最新作。


まずは「軽さ」。持った瞬間おぉ!という感じ。

■ シャッター音の心地よさに惚れる

まず印象的だったのは、シャッター音がいいカンジ。X100VIは小さくチャッという音だが、X-E5は「カシュン」とシャッターの切れる音がする。機械的な精密さを感じさせる。
「カシュン」と鳴るたびに、気持ちが整うような快感がある。

これは、是非ライカもマネして欲しい。シャッター音そのものが撮影体験の一部になっていると感じる。

■ 液晶の進化が撮影スタイルを変える

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X100VIでは上下チルトで水平に90°までしか動かない。ローアングル専用なカンジ。

X-E5では、縦方向に2段階で複雑な動きの180°展開の液晶を搭載。
この液晶はレンズの軸上で構図を確認できるので、自撮りで被写体との視線がズレない。

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■ フィルムシミュレーションに“物理的な楽しさ”が加わった

もちろんX100VI同様X-E5にも、クラシックネガやノスタルジックネガをはじめ、
全てのフィルムシミュレーションが搭載されている。
だが今回の進化はそれだけではない。

上面の軍艦部には、「フィルムシミュレーションセレクトカウンター」が追加された。
ダイヤル横の小窓で、今選んでいるフィルムモードが一目で確認できる。
まるで昔のフィルムカメラで「どんなフィルムを装填しているか」を示す表示のようで、
デジタルにアナログのぬくもりを融合させた仕掛けだ。

この“アナログ”感覚が心地よく、
色を変える作業そのものが撮影の楽しみだ。

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■ 初のアルミ削り出しトッププレート
そして何より触れておきたいのが、
X-Eシリーズ初となるアルミ削り出しのトッププレートだ。
これまでのX-Eシリーズはマグネシウムやプレス金属だったが、
X-E5ではアルミ素材を精密に削り出したと言うだけで何となく心地いい(笑
ただ全体のデザインはX100VIの方が自分は好きかも

■ 軽やかで、信頼できる
本体は非常に軽い。それでいて剛性感は削り出しでしっかり。
鞄に放り込んでも気にならない。
(まぁ、X100VIもすでに使い込んで地金がでているが・・・)

レンズ交換ができることでシステムとしての拡張性も広がる。
それでも撮影体験はまさに“FUJIFILM”そのものだ。

■ まとめ
X-E5とのスペック比較はたくさん出ているので調べてみて下さい。
ちなみにchatGPTでの発売前の比較は下記の通り

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  • シャッター音
  • 軸上で構えることができる180°バリアングル液晶
  • 軍艦部のフィルムシミュレーションカウンター
  • 内蔵NDフィルターのあるなし
  • EVF と OVF
  • レンズ交換式か固定式か

帯に短し襷に長しですが、どちらを選ぶかは撮影スタイルにもよりますね。
どちらにせよ、写真を撮りたいと思わせてくれる楽しいカメラだと思う。