入場者数世界一を誇る美術館のキュレーターが語る写真のこれから──サイモン・ベーカー(キュレーター)

カメラ付き携帯電話のおかげで写真を撮る人が増え、写真はさらにポピュラーになった。逆にいえば誰もがいい写真を撮れるわけじゃないということがさらに明確になってきた。

『写真は物質だということを忘れてはいけない』ということ。いい写真に必要な条件は3つある。撮影する者にとって被写体が魅力的であること、撮る理由があること、そして最終的にはプリントが素晴らしくなければだめだ。それは本というフォーマットでもいい、最終的に物質化された状態にクオリティがなければいけない」

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とてもオーソドックスだが、デジタルカメラが普及して、モニターでのみ写真を見る時代だからこそ、まるで当たり前のような三原則が生きてくるのだと思う。

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