4群7枚構成ガウス型
古いレンズなこともあり、硝材が軟らかいため拭きキズや磨き直したものが多く、そのため個体差が大きいようです。
その分、M8やM9のように試写できる本体を持って行くと数も多いのでレンズ探しはとても楽しい。
この個体はお馴染みさんの某カメラ店で探していただいたモノ。
購入時、外観がキレイで高価なOH済みの6角絞りの前期型と10枚の円形絞りコーティングがある戦後型があり、外観はB級だけどレンズは無傷の10枚の円形絞りの凡庸実用品。シリアルからすると1950年の製造ですね。
開放は二線ボケと言われますが、アンジェニューやノクトンで慣れてるので私はぜんぜんへいちゃら。それより、絞ったときの繊細な描写が素晴らしい。
今最も稼働率が高い50mmとなっています。
ちなみにM9では引き出し時は、全く問題なし。
沈胴はこの個体は測って確認してみたが、シャッターまではかなり余裕がりました。沈胴時での回転は、内部で当たることがあるので注意が必要なようです。
それにしてもコンパクトで、沈胴すると携帯性も抜群。引き出すととてもカッコイイ。はやくM7でフィルムで試してみたい。