ライカM7ブラックペイント・アラカルト+ライカビット
2006年にオーダーしたライカM7アラカルト・ブラックペイント 0.72+BPライカビット。
レザー外装はリザード、巻き上げレバーはロング、巻き戻し解除レバーがMP3と同じクラシックモデルとなっています。アラカルトなので世界に一台なので考えればレアなのかもしれません。忘れてしまいましたが、きっと2005年に手に入れたMP3に機動力をプラスしたかったんでしょうね。
何と言っても銀塩で最終型のM型ですので電子式横走り布幕フォーカルプレーンシャッターとなりTTL スポット測光の露出計を搭載、絞り優先AEが可能です。フィルム感度設定はマニュアルの他にDXコードに対応。また電池切れになったとしても1/60と1/125は非常用に機械式で切ることが可能です。ファインダー内の表示はシャッタースピード表示。
他では味わえないライカの電子シャッターの音は格別。
銀塩ライカ最強のスナップシューターとなっています。
ちなみに、コチラは2005年に世界限定1000台で発売されたLEICA MP3のズミクロン50mmF1.4のスペシャルエディションのセット。本体+レンズ+ライカビットのセットになっています。1954年に発売された名機MPの復刻版としてLHSA(Leica Historical Society of America)と共同企画のもと、M3初期型のストラップ取付け部、ヴァルカナイト、手動のディスク式フィルムカウンター、巻き戻し解除レバーがクラシックモデルと同じ仕様になりクラシックデザインを忠実に再現。断然、こちらの方がカッコイイのですが、露出計、巻き戻しレバーなど使い勝手はM7の方に軍配が。
MP3はこのライカビットも本体とセットのシリアルナンバーとなっています。セットのブラックペイントに赤の刻印のレンズは初代ズミルックスの外観ですが、中身は最新の(当時)第四世代の構成になっており、より現代的なレンズとなっています。
MP-3はシャッターは水平走行ゴム引き布幕の機械式フォーカルプレーンシャッター、ファインダー内表示はバッテリーマーク、露出バランスの3点LED。
そしてこの2台の一番大きな違いは、シャッタースピードのダイアルの方向が逆なことです。
つまりM7からの流れをM8も引き継いでいるためデジタルのM型と同じなのです。デジタルとフィルムの両刀遣いの場合、混乱がなく統一され撮影に集中できます。
っていうか2台持っていると常にシャッターダイアルを回し間違えます。国産と外国車のワイパーやウィンカーを間違えるのに似ています。
自分はライカデジタルの行く末は、このアラカルトにあると思っています。
例えばライカM10でブラックペイント、革の選択、シャッター回り、シャッター音、ビデオの有る無し、軍艦部のエングレーブサービス、画素数等を選択して注文する。まぁ、ポルシェやレクサス等の車と同じで、出来上がってくるまでに1年ほどかかっても待っているのが楽しみですし、その後何年も自分の愛機を磨いて大切に使って行くと思います。会社としても受注生産できるし、在庫コストも削減できる。また認定中古市場も活性化するでしょう。
と言う事で将来Leica M11 アラカルトが出たらブラックペイント&エングレーブ入りを発注したい。