発売日の1月21日にライカ銀座店よりライカM11(LeicaM11)が届きましたので、インプレッションしたいと思います。すでに雑誌や有名な方がインプレッションしているのですが自分なりに書いてみます。

ディーラさんから少し借りてのインプレッションと清水の舞台から飛び降りて人柱になってのインプレッションは若干違うと自分に言い聞かせながら書こうと思います。車で言うと試乗と購入し10年10万キロ走るのとでは気がつくところが違うと言う感覚でしょうか?

カメラは自分にとっては「道具」ですので大工さんで言うカンナ、料理人の包丁のようなものですので大切な相棒です。じっくりと使い込んでいきたいと思います。

届いたのは本体とビゾフレックス2、液晶保護フィルター、予備バッテリー。ライカ銀座店の皆様いつもありがとうございます。

いつもはACアダプターも注文するのだけれど、今回はUSB-Cで本体に接続し充電できるようになったので予備バッテリーのみに。

ライカM10発売から5年。その間ライカM10、M10ライツパークモデル、M10-D、M10-Rブラックペイントと購入してきましたが(M10とM10-Rは売却)ようやく待ちに待った新型のMマウントです。

ちなみにまず裏蓋に関しては、いざ使ってみるとすこぶる便利。ライカQで慣れているせいもあり全く違和感がない。

出来れば内蔵ストレージはいらないからSDカードをダブルスロットにして欲しかった。売却するときにいくら消去してもストレージの情報は完全には消去仕切れないことを考えると内蔵ストレージには保存をするのはどうしても緊急な時だけになってしまう。ただ、この内蔵ストレージは「保存しない」に出来るのでいざというときだけで使用するのがいいかもしれません。

さてビゾフレックス2はどうかというととても使い勝手が良いです。特に目の悪い方はおすすめです。古いレンズでもピントリングを回すだけでピントが拡大しますし、ちゃんとピントが確認出来ます。

ビゾフレックス2を付けているとスリープからの立ち直りが若干遅い気がしますが、そういう撮影の時は外せば今まで通りなわけで全く問題ありません。

ライカM11での一番の組み合わせはこのビゾフレックス2とアポ・ズミクロン35mmF2(LEICA APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.)だと思います。撮影最短距離が0.3mのこのレンズはピンが薄いのでビゾフレックス2と組み合わせは最適の組み合わせだと思います。

ライカM11は古いレンズは周辺光量落ちが大きいのでなるべく最新のレンズとの組み合わせがお勧めです。

自分の場合は古いレンズもたくさん所有しているため、ライカM11では画素数を1800画素に落とすことができるので、古いレンズを使うときは前もって設定を変えるといいかもしれません。

新しさを感じさせるのはUSB-Cでそのまま充電できたり、iPadに接続しアプリLeicaFOTOSで取り込めたりと便利になったのですが(まぁ、他の日本のメーカーでは当たり前なのですが)逆に言えば電子シャッターもビゾフレックス2も内蔵ストレージも60MPも使わなければ今まで通りに使えるわけです。

また電子シャッターが組み込まれたため、ノクティルックスなどのレンズを付けていても1/16,000秒の高速シャッターが切れます。ハイブリッドの自動切り替えにしてもいいのですが、サムホイールにこのシャッタータイプを割り当ててワンプッシュで切り替えるようにしました。自分はシャッター脇のファンクションボタンはMFアシストでそのまま、FNボタンにフィルムモードに割り当てました。

液晶をの操作をせずに変更出来るようにアナログボタンに振り分けてセッティングしました。

メカニカルシャッターは今まで通りで1/4000までシャッター音はM10より静かでいい感じです。連写もストレスなしにタイムラグもなく最新のカメラを感じさせてくれます。

自分はシアン寄りのM10より垢抜けた感じのライカM11の写りの方が好きかな。

夕日などの光量が落ちたときは周辺光量落ちが激しいのは、これからもっと撮影しないとわかりませんが。

そう言えば、電子シャッターが組み込まれたことによって、メカニカルシャッターでもシャッターが開きっぱなしになっていて(これは他のメーカーでも同じ)レンズ交換でゴミが付着しやすくなっています。レンズ交換時は電源を落としてする習慣を付けたいと思います。それでは、また。

あとはJPEG+DNG保存だと60MPでは結構気がつくとSDカードが一杯になってしまうので、予備が数枚必要かも知れません。

★正面のロゴはM9ニコタマモデルの時の予備のロゴに貼り替えました。あとビゾフレックス2の正面に何か貼り付けたいので考慮中。

★画像はRAW現像後縮小。

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