今日、Nikonが新しいカメラNikon Dfを発表した。

前回の記事「シンプルということ」でシャッタースピード、絞り、ISO感度を即座に変更できるカメラが欲しいと書いたが、Nikon Dfは、まさにそのままのカメラとして発表された。

 

 フラッグシップモデル「D4」と同一の1625万画素のニコンFXフォーマットCMOSセンサーや画像処理エンジン「EXPEED 3」、D800相当の防塵防滴。「D4」と同等画質ながらも、本体サイズは重量約710g(LeicaMは680g)で、D4の1180gに比べ470g軽量となっている。連写機能は5コマ/秒でD4の10コマ/秒から少なくなり動画機能がなくなっている。
 それでも自分にとっては充分。アイスホッケーなどのスピードシーンの多い時は以前からD4を使っているし、動画を撮るときは動画用のカメラ、連写がメインのユーザーはそういう機種を選択するであろう。それにしても、デジタルカメラを手にしてからずっと、こういうカメラを待ち望んでいた気がする。これでニコンのレンズ資産が突然に輝きを増してくる。特に手放さないでいるノクトニッコールで持ち歩きたい。
D800Eといい、ニコンは自身の企業規模や立ち位置が良くわかっているのだと思う。
 新しい機能の追加や性能をプラスする満漢全席ではなく、機能をそぎ落としデザイン性が強調されて来たと言う事は、デジタル一眼はすでに最終コーナーに差し掛かった言う事であろう。逆に言うと最先端の機器では、動画で撮影し切り出していく静止画というのも出て来るであろう。
 自動車が移動の手段として自動化されるのと同時に若いユーザーが興味を失っていったようにデジカメも同じ道を歩むのかと思ったが、顧客の立場に立ってのニコンの決断に拍手を送りたい。また、これから65歳以上の人口が増えていくことを考えると、アナログを導入したのは賢い選択のように思う。
自分にとって、持ち出す時に一番バッティングするのはLeicaかも知れない。特にNikonDfが寄れることを考えるとアドバンテージは高い。

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